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USB1に起動メディア(一時的)を作成する

  

MX Linuxの起動メディア(一時的)を作成する

では、MX Linuxの起動メディア(一時的)を作成しましょう。 公式ウェブサイトからMX Linuxの最新版をダウンロードし、USB1に書き込みます。 作業は、Windows上で行います

MX LinuxのISOイメージファイルのダウンロード

MX LinuxのISOイメージファイルをダウンロードします。 MX Linuxの公式ウェブサイトである https://mxlinux.org/ を開きます。

  
MX Linuxには3種類のデスクトップ環境が用意されており Xfce / KDE / Fluxbox から選ぶことができます。 本ウェブサイトではXfce版をダウンロードするものとして説明を続けます。
1. Downloadボタンを押す
1. Downloadボタンを押す

上図のように公式サイトが開きますので[Download]ボタンを押します。

2. Xfce版のリンクをクリック
2. Xfce版のリンクをクリック

上図のようにダウンロードページに移動しますので、Xfce版のリンクをクリックします。

3. ダウンロード
3. ダウンロード

上図のようにSourceForgeのページに移動します。 しばらく待つとISOイメージファイルのダウンロードが開始されます。 任意の場所に保存しましょう。

  
SourceForgeからのダウンロードには時間がかかると思います。 その場合には日本国内にあるミラーサイトからダウンロードしてください。
  
具体的には 山形大学工学部筑波大学 などです。 ダウンロードするファイルは MX-23.6_x64.iso です("23.6" の部分はバージョン番号です)。

USB1に起動メディア(一時的)を作成する

続いて、ダウンロードしたISOイメージファイルから起動メディア(一時的)を作成します。 なお、起動メディア(一時的)はUSB1に書き込みます。

まずは、Rufusをダウンロードします。 Rufusの公式ウェブサイトである https://rufus.ie/ja/ から Rufus をダウンロードしてください。

インストール版とポータブル版がありますが、インストールせずに使えるポートブル版をダウンロードするのがいいでしょう

なお、以下のリンクからRufus 4.10 ポータブル版を直接ダウンロードすることもできます

  1. Rufus 4.10 ポータブル版のダウンロード

ダウンロードしたRufusを利用し、以下の手順でUSB1に起動メディア(一時的)を作成します。 では、USB1をPCに挿してください。

1. Rufusの実行
1. Rufusの実行

上図のようにRufusを実行します。 ポータブル版であれば、マウスの左ボタン(マウスの左ボタン)でダブルクリックするだけで実行することができます。

2. 実行の許可
2. 実行の許可

上図のように『ユーザーアカウント制御』という画面が表示されることがあります。 この画面が表示された場合は管理者ユーザのパスワードを入力し、[はい]ボタンを押して続行してください。

3. インターネット経由でのアップデートの確認
3. インターネット経由でのアップデートの確認

上図のようにインターネット経由でアップデートの確認を行うかどうかを聞かれます。 Rufusは今回しか使わないでしょうから、[いいえ]を選択すればよいでしょう。

4. デバイスの選択
4. デバイスの選択

上図のように "デバイス" にUSB1を挿したドライブが選択されていることを確認します。 選択されていない場合は手動で選択します。

5. ISOイメージの選択
5. ISOイメージの選択

上図のように[選択]ボタンを押します。

6. ダウンロードしたISOイメージファイルの選択
6. ダウンロードしたISOイメージファイルの選択

上図のように新たに『開く』ウィンドウが開きます。 ダウンロードしたISOイメージファイルを選択し、[開く(O)]ボタンを押します。

7. 書き込みの開始
7. 書き込みの開始

上図のように[スタート]ボタンを押して書き込みを開始します。

  
"保存領域のサイズ" は 0(ゼロ) のままにしておいてください。 UbuntuやLinux Mintの場合は、ここで確保した保存領域が永続化領域として利用されます。
  
一方、MX Linuxでは別の領域が永続化領域として利用されます。 そのため、ここで確保した保存領域は無駄になってしまいます。
  
UbuntuやLinux Mintでは "casper-rw" というボリュームラベルの領域があれば、それを永続化領域として利用します。 ここで "保存領域のサイズ" に 0(ゼロ) 以外を指定すると、Rufusによって "casper-rw" というボリュームラベルをつけた領域が確保されます。
8. モードの選択
8. モードの選択

上図のようにISO イメージモード / DD イメージモードのどちらで書き込むかを聞かれます。 標準の "ISO イメージモード" のままで問題ありませんので、何もせずに[OK]ボタンを押してください。

9. Grubのダウンロードの許可
9. Grubのダウンロードの許可

上図のようにGrubというソフトウェアをダウンロードするかどうかを聞かれます。 ただし、[はい(Y)]ボタンも[いいえ(N)]ボタンもありませんので、[閉じる]ボタンを押します。

10. Syslinuxの最新版のダウンロードの許可
10. Syslinuxの最新版のダウンロードの許可

上図のようにSyslinuxというソフトウェアの最新版をダウンロードするかどうかを聞かれます。 [はい(Y)]ボタンを押して続行してください。

11. 書き込み前の最終確認
11. 書き込み前の最終確認

上図のように書き込み前の最終確認が行われます。 中身が消えても問題ないUSBフラッシュメモリであることを再度確認し、[OK]ボタンを押します。

12. 進捗
12. 進捗

上図のようにUSB1へのISOイメージの書き込みが開始されます。

13. 完了
13. 完了

上図のように書き込みが完了すると、"状態" に "準備完了" と表示されます。 [閉じる]ボタンを押してRufusを終了しましょう。

これで、MX LinuxのUSB1の起動メディア(一時的)の作成が終わりました。 Rufusはもう必要ありませんので削除しておきましょう

なお、ISOイメージファイルはまだ消さないでください

  

ISOイメージファイルのUSB3への複製

ダウンロードしたMX LinuxのISOイメージファイルをUSB3に複製します。

  

まとめ

MX Linuxの公式ウェブサイトからXfce版のISOイメージファイルをダウンロードし、USB1に書き込んで起動メディア(一時的)を作成します。

また、後で利用するためUSB3にISOイメージファイルを複製しておきます。

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